【FXの取引時間】動きやすい(活発になりやすい)時間帯とは?

【FXの取引時間】動きやすい(活発になりやすい)時間帯とは?

今回は、FXでの取引可能時間の他、世界各市場の時間帯や動きが活発になりやすい特に注意したい、気を付けたい時間帯などについてまとめてみました。

前もって激しく動くかもしれない時間帯がなんとなくでも把握しているというのはとても武器になりますので、この記事を参考に「FXの取引時間」と「動きやすい時間帯とは?」を覚えておきましょう。

FXと株式投資での取引時間の違い

 

FXの取引時間は基本平日であれば土・日・クリスマス・元旦を除いた24時間取引可能となっておりますので、どのような職業の方でもFXを行う事が可能です。

対して、株式投資の取引時間は平日の9時00分~11時30分(前場)、12時30分~15時00分(後場)と1日を通しても5時間程度しかありません。

FXでは株式投資と比べ多くの取引時間がありますが、この取引時間の多さにはFXが世界の各市場を相手に取引ができるという点にあります。

 

FXでは、月曜日にニュージーランドのウェリントン早朝取引から始まり、その後「シドニー市場」→「東京市場」→「ロンドン市場」の順にオープンし最後「ニューヨーク市場」を経て一日の取引がクローズする流れとなっています。

 

ちなみに、FXにおける世界の主な市場としては『日本市場』『ロンドン市場』『ニューヨーク市場』の3ヶ所(世界3大市場)になりますが、これら3ヶ所の市場の動きには特徴があるため、FXの取引時間を知る事は、今後FXで稼ぐためには必須となっています。

 

そこで、今回の記事では「FXの取引時間」について解説します。

・FXの取引時間は?
・サマータイムとは?
・取引できる時間はどのくらいあるのか?
・世界の市場時間とは?
・取引できない時間帯は?

など、FXの取引時間について初心者の方や疑問を持っている人は、その疑問が解決すると思いますので是非最後まで読んでみてください。

 

FXの取引時間について

まずは、基本となるFXの取引時間ですが下記の時間帯となっています。

月曜日(6時頃)~土曜日(6時頃) 【夏時間】

毎週、月曜日の6時~土曜日の6時まで、取引が可能となります。

ただし、時期によって取引開始時間が変わりますのでFXでのサマータイム(夏時間・冬時間)も覚えておきましょう。

冬時間の取引時間は下記の時間となります。

月曜日(7時頃)~土曜日(7時頃) 【冬時間】

夏時間は月曜日の6時~土曜日の6時まで冬時間は月曜日の7時~土曜日の7時までと、1時間ずれるという事を覚えておきましょう。

※各FX会社によっては、上記取引時間とは異なっている場合がありますので、事前に使っているFX会社で確認しておきましょう。

夏時間と冬時間(サマータイム)の切り替わる時期について

 

次にFXの取引時間とあわせて夏時間と冬時間(サマータイム)の時期についても理解しておく必要があります。

サマータイムは夏の時期、日の出が早くなる3月~11月の時期に時間を1時間早める制度の事を言います。
そのため時期によって「夏時間」と「冬時間」で取引時間が異なります。

【夏時間の期間】 3月 (第2日曜日)~11月 (第1日曜日)

【冬時間の期間】 11月 (第1日曜日)~3月 (第2日曜日)

夏時間と冬時間が切り替わる時期になると、基本的には各FX会社から事前に「取引時間変更のお知らせ」メールが届きますので、このお知らせを見逃さないようにしておく必要があります。(送られてくるメールは確認しましょう!)

 

世界各市場別の取引時間

この記事の最初の方でも書きましたが「世界にある各市場別の取引時間」についても覚えておきましょう。

FXでは午前5時頃から始まるウェリントン市場から翌日午前6時頃にクローズするニューヨーク市場までのサイクルを日々繰り返しながら取引が行われています。

世界各市場別のFX取引時間

ウェリントン市場 → 5時頃~14時頃
シドニー市場 → 7時頃~16時頃
東京市場 → 8時頃~17時頃(冬時間 変わらず)
ロンドン市場 → 15時頃~0時頃(冬時間 16時~深夜1時)
ニューヨーク市場 → 21時頃~6時頃(冬時間 22時~早朝7時)
※上記の取引時間は一般的な時間です。

(※上記以外にも「香港市場・シンガーポール市場・フランクフルト市場」もありますが、こちらは今回覚えなくても良いと思いますので省略します。)

各市場の時間帯の中でも活発に動く時間帯、あまり動かない時間帯もあります。
この各市場の中では特に「東京」・「ロンドン」・「ニューヨーク」市場世界3大市場と呼ばれており、オープン時間~1時間くらいが比較的活発に動くため、これらの市場オープン時間後の取引には十分注意する必要があります。

また、22時~24時の間はニューヨーク市場とロンドン市場が重なる時間帯ですので、1日の中でも動きがより活発になりやすい時間帯といわれてます。覚えておきましょう!!

日本の時間でみた1日の動き

朝8時~17時は「東京外国為替市場」
夕方15時~深夜0時は「ロンドン外国為替市場」
夜21時~翌朝6時は「ニューヨーク外国為替市場」

※FX会社によって取引時間が異なる場合がありますのでそれぞれ確認しておきましょう!

 

FXで取引出来ない時間は?

 

FXの取引時間について解説してきましたが、ここからはFXで取引できない時間について解説します。

基本的に、土日はFXの取引ができません
土日は東京、ロンドン、ニューヨークなど世界の各市場が休場していますので取引することができません。

取引できない時間帯
夏時間 土曜日 6時頃~翌週月曜日 6時頃まで
冬時間 土曜日 7時頃~翌週月曜日 7時頃まで

上記の時間帯は取引する事ができなくなっています。

※厳密に言えば中東など一部の地域でのみ動いている市場はありますが、世界のほとんどの市場は休場しているため取引はできないと考えていただいて構いません。

また、FXでは土日の取引が出来ませんが、土日にFX相場に何か大きな影響を与えるような経済事件や災害、戦争などが起きた場合、月曜日の取引開始時間に相場に大きな窓ができる(週末のレートと週明けのレートに大きな差が出る)ケースがあります。

この際にポジションを保有していた場合、保有ポジションとは不利な方向に動いてしまった場合は大きな損失や強制ロスカットになる可能性がありますので、長期的に相場の流れが読めるようになるまでは、なるべく週をまたいだポジションの保有は行わない事をおすすめします。

クリスマスや年末年始のトレードについて

欧米では、クリスマスイブの12月24日頃から翌年1月1日までクリスマス休暇となっており、この期間はトレードを行わずお休みする方が多いようです。

特にクリスマス当日の12月25日と元旦の1月1日は欧米の各市場が休場となっているため取引する事ができなくなっています。

クリスマスの取引時間
12月24日 翌26時頃に閉場 → 12月25日 休場 → 12月26日 16時から開場元旦の取引時間
12月31日 翌26時頃に閉場 → 1月1日 休場 → 1月2日 16時から開場

【重要】クリスマス前~年末年始にかけては相場への参加者がとても少なく市場の流動性が大きく低下するため、ちょっとしたきっかけで相場が大きく動く可能性があります。この期間の取引はなるべく控えましょう!
この期間日本でも大型連休となりトレードを行う方もおりますが、養分となってしまいますので、やめておいた方が良いと思います。

その他、注意するべき時間帯

これまで注意すべき時間帯がありましたが、他にも「オプションカット」や金の価格が決められる「ロンドンフィキシング(ロンフィク)」などの注意した方が良い時もありますので、このような発言や経済指標が発表される日は急に相場の流れが変わる時間帯がある事を頭に入れておきましょう。

取引する通貨はもちろん、その通貨に影響がある通貨(相関性)も頭の隅で覚えておきましょう。

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

FXで取引できる時間だけでも、時期によって異なる時間帯があり、世界の各市場「ロンドン市場」や「ニューヨーク市場」の開始時間が重なる時間帯は、特に値動きが激しくなる場合があるなど、FXでトレードをする時は各時間帯を覚えておいて損はありません!

・FXの取引時間は夏時間と冬時間で異なる。
・夏時間は月曜日の6時頃~土曜日の 6時頃まで。
・冬時間は月曜日の7時頃~土曜日の 7時頃まで。
・22時~0時の時間帯は活発に動く事がある(ロンドン市場とニューヨーク市場が重なる時間帯)
・土日やクリスマス、元旦はFXの取引ができない。
・クリスマス前から年末年始の期間はトレードを避ける。
・FX会社からの案内(メール)は確認する。

上記の内容はそれほど難しい内容ではありませんのでトレードの勉強をおこないつつ覚えていきましょう。

FXでの取引時間を覚えて相場観や注意する時間の経験を積むことが大切です。

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